8月の勉強会

 本日8月度の勉強会を実施いたしました。6月に聴講しました多職種勉強会の2回目で17:45~金沢医科大学病院「AYA世代の肺がん患者へのケア」について、やはり時間の余裕のあるスタッフのみで参加いたしました。内容はタイトル通りの19歳大学生のステージ4の肺がん患者さんへのケアについてでした。このAYA世代は病気に限らず非常に難しい世代。その世代の患者さん本人を中心として主治医、病棟看護師、その他のコメディカルの人たちの家族へのケアがうまく連携が取れていないという内容でした。おそらく原因は患者さん本人と各々の職種の方々またご両親も含めて時間軸が異なっていたからかな?例えば本人は治療薬の効果や副作用。主治医は「治療が上手くいくかいかないか(当たり前ですが)」、看護師は「余命やステージを伝えるべきか伝えないべきか」、ご両親は「もう先は短いのか、大学の寮は引き揚げなきゃいけない」などそれぞれの職種の方々が本人を中心に考えずに無理に気を使ったりなど、それぞれが本人抜きの思惑で活動され本人の悩みを共有していなかったというのが原因であると感じておりました。その後問題点の洗い直しのカンファレンスやがんセンターのツールを使った改善方法などさまざまな角度からのご努力の話を聞くことができ「さすがだな」と聞いておりました。自分も同じ19歳だったころを思い出しながら色々と考えさせられる内容で大変勉強になりました。

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