25年5月 ゴールデンウイークとイベント

5月がやってまいりました。今年のゴールデンウイークは飛び石で変則的な連休で悩んでられる方もおられるのではないかと思います。地上波では、この連休を利用して旅行に行かれるご家族のお子さん達がインタビューに答えている姿が映し出されています。これらを拝見すると何とも言えない「ほのぼのさ」とまもなく到来するであろう夏の気配が感じられます。くれぐれも事故のないよう注意し楽しんで頂きたいと思います。                                             5月はイベントが多い月です。1日はメーデーで英語では「May Day」と書きます。元々は古代ローマの花の女神「Flora」を祝った日が変化し春の訪れのお祭りの日でしたが、200年前の19世紀にアメリカで労働者の権利を主張するストライキが行なわれ「労働祭」として今の形になりました。現在では欧米では祝日になっています。日本では祝日ではないのですが、各企業で休日とし、集合してスローガンの旗を掲げるイベントが行われています。そして3日憲法記念日、4日みどりの日、5日こどもの日と続きます。これが4月29日「昭和の日」から5日「こどもの日」にかけての連休がゴールデンウイークとなり、気候も良い時期であることから、行楽地でたくさんのご家族やカップルで賑わうようになりました。 次に第二日曜日が「母の日」です。米国の女性が、亡くなった母親を偲んで好きだった白いカーネーションを贈ったことがお母さんに感謝を伝える日として世界中に広まりました。同時にご健在のお母さんに贈る場合は赤いカーネーションとなったそうです。日本も1949年に正式に母の日として制定されました。京都では「葵祭(あおいまつり)」がやってきます。毎年5月に京都の下鴨神社(賀茂御祖神社)と上賀茂神社(賀茂別雷神社)で行われるお祭りで、京都の3大祭りのひとつです。正式な名前は「賀茂祭」ですが、両神社の神紋である二葉葵にちなみ、葵祭と呼ばれています。神社では初旬からさまざまなイベントが行われ、5月15日には上の写真のように平安時代の装束をまとった人々が練り歩く「路頭の儀」が行われます。余談ですが五月雨(さみだれ)という言葉がありますが、これは今でいう梅雨のことです。雨が降ったりやんだり繰り返しながら長く続く様子を指してこう呼ぶようになりました。でも梅雨なら6月なのですがなぜ五月雨なのかと言うと旧暦では5月は現在の6月にあたるため6月の梅雨も五月雨というのが妥当なようです。                                  山ではわずかな期間に山菜が芽吹き、初夏の野菜や果物が楽しめる季節です。アスパラガスや新玉ネギ、新じゃがなどが旬を迎えます。グレープフルーツや真っ赤なサクランボも美味しいですね。これらの新しいエネルギーを有り難く頂き、穏やかな気候の下で、長かった冬からの体調を整えつつご家族や友人などと過ごしていただき、本格的な夏を迎えるためしっかりと英気を養って頂きたいと思います。

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