第五回兎にも書くにも勉強会

恒例の「第五回兎にも書くにも勉強会」を2025年6月26日に実施いたしました。松本市北深志で開業されています「こやま内科クリニック」の小山関哉先生に『呼吸器疾患を伴う高齢者への注意点』(特徴に合わせたリハビリテーションを含め)をご講演いただきました。厚労省のデータでは2040年までにご高齢の方々の人口が激増し、そして2040年を境に激減していくと言われています。そんな環境の中でいかにご高齢の方々の健康を管理し長生きをして頂くかを焦点にお話を頂きました。まずは呼吸器疾患の種類から「たばこ」害を中心に「COPD」の患者さんの健康管理には、いかにリハビリテーションが大事かというお話でした。私も自身がヘルニアの手術で両下肢麻痺で車いす生活でしたが毎日リハビリを実施し、今は少し苦労はありますが普通に歩けることができています。当時は1日のメニューを必ずこなしていましたが、少しでもサボるとあくる日は足が動かない状況に陥っていました。COPDの患者さんは「悪化し回復し、悪化し回復する」というサイクルに入り徐々に体力が落ちていきます。これをフレイルという状況ですが最終は回復がままならずサルコペニアに陥り亡くなられます。先生は、どんな疾患の方でもサルコペニアになる前の段階で、いかにリハビリテーションを実施する事がフレイルの期間を延ばし、その結果寿命を延ばすことが出来る大事なことなのだと力説されておりました。前述いたしました私もリハビリの恩恵を十分頂いた立場ですので先生の講演は本当に身に染みて理解出来ました。残念ながらリハビリの大事さが理解されていないと嘆いておられましたが、これも現在の偏った医療制度の盲点なのだと思います。2040年までの15年間は私たちは基本のメニューをこなすのはもちろん重要ですが、その上でグレーの部分もあるかと思いますが、いかにDrと話し合い連携し、うまく患者さんの利益になるかを常に精査しながらサービスを提供していくと言うことが益々重要になってくると思います。

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