25年6月 最近「かえる」を見かけますか?

6月はどうしても梅雨というイメージがありますね。今年は梅雨入りが例年通りという事ですが、昨年の6月は梅雨時のイメージや季語にもよく出てくる「紫陽花(あじさい)」のお話」をいたしましたが、今年の6月を考えていますと、そう言えばここ何年かは夏の入口によく見かけた「アマガエル」や「カタツムリ」を見ることが減ったような気がします。嫁の実家(長野県内)にたまに行きますと、それはそれはお盛んに大合唱で「ゲロゲロゲロゲロ」と今でも奏でています。頭の中に余裕がないときは時折「うるさいなぁ~」と思う時もありますが、無ければ無いでさびしい感じがいたします。「おぼろ月夜」という童謡の歌詞にも「蛙の鳴く音も鐘の音も」とありますが、カエルの鳴き声も春から夏の梅雨時の風物詩であり、何となく郷愁を感じさせるものと言えます。 松本市では毎年6月に「かえる祭り」があり、初日には「カエル大明神」で神事が執り行われます。なわて通りの入口にも大きな「カエル侍」というモニュメントが鎮座しております。このように松本市民はカエルに対して深い思い入れがあるようです。昔は女鳥羽川沿いにも多くのカエルが生息していたらしいですが最近はほぼ見られなくなったようです。周りの田んぼがなくなったというのが大きな原因だと思いますが、田んぼに農薬を撒くようになったのも原因の一つだと思います。松本市の「環境エネルギー部 環境・地域エネルギー課」では毎年「市民生きもの調査」というものがあるらしく、昨年はトンボの調査だったらしいのですが令和7年度はカエルの調査を市民に呼び掛けております。「カエル」は5年ぶりの三度目の調査らしいのですが毎年何かの生きものの調査をしているらしく、このように松本市の方でも環境保全の一環として取り組んでいるようです。皆さんも一度参加されてみたらいかがでしょう。