25年11月 1年の疲れを癒してください。

11月は連休が2回あり3日「文化の日」と23日「勤労感謝の日」が祝日になっています。両日ともに皆さんには馴染み深い祝日だと思います。日々のご苦労をねぎらう意味で「勤労感謝の日」についてお話したいと思います。11月23日は日々の労働に感謝する日です。日頃の疲れを癒していただく祝日としてのんびりと過ごされる方も多いのではないでしょうか。では勤労は日常的な事で毎日が感謝されてもよいはずなのにどうして11月23日なのか。由来を調べてみますと、古代から生活の要である「お米」の収穫に感謝する日として「新嘗祭(にいなめさい)」という宮中でのイベントが関係しているようです。「新嘗祭(にいなめさい)」とはその年に収穫した新米を天皇が天照大神(あまてらすおおみかみ)やその他八百万の神に感謝し、天皇自らが新米を食する行事が現在も皇室で継承されています。各地区の神社でも執り行われており、いわゆる秋の収穫祭ということになります。明治政府が宮中の行事として「新嘗祭(にいなめさい)」の日として11月23日を祝日に制定いたしました。そして戦後にGHQが現人神(あらひとがみ)の天皇と国民を切り離すために「勤労感謝の日」と改称したそうです。目まぐるしく毎日が過ぎていき、いつの間にか年末を迎えようとしています。その前に少し立ち止まり、例えばインターネットでキーワードを「勤労感謝の日」に加えて「温泉」で調べますと様々な温泉地で割引情報などが出てきます。「食事」にしてもいくつかのレストランがでてきます。ゆっくり温泉で身体を休めたり、おいしい食事で心を癒すなど、日頃の自分自身へ感謝し、1年の疲れを癒す時間を作ってみるのもいかがでしょうか。わずかな時間でもそういう日を作ることが出来れば、最も忙しくなる年末年始に向けての英気を養うことが出来るのではないでしょうか。

