23年7月 七夕まつり

 全国ではまだまだ梅雨が明けず前回は関東方面で私も東京駅で足止めを余儀なくされましたが、今回は九州から中国地方にかけて線状降水帯が猛威を振るっております。被害にあわれた方々にはお悔やみとお見舞いを申し上げます。                                                                                   さて全国では7月7日に七夕のお祝いが実施されますが、この画像は毎年8月7日に行われる仙台の商店街の七夕祭りです。長野県でも松本市の一部から安曇野市大町市方面(他に実施される地区もあるとは思いますが)では「月遅れの七夕まつり」が実施されます。そもそも七夕はおり姫様とひこ星様が星空で天の川を挟んで1年に1度会うことができるお祭りですが、7月7日といえば北海道を除いてほとんどの地域は梅雨のまっただ中で天の川を見ることすら難しいのです。                                                   ではなぜ、天候が悪いこの時期に「星のお祭り」をするのでしょうか?                            これは明治時代の改暦(カレンダーの決め方を変えること)に原因があります。もともと七夕は旧暦の7月7日(現在の8月7日)に祝っていたものですが、明治維新後の我が国では西洋列国に追いつけ追い越せの精神で富国強兵を国策としておりました。そのため明治6年(1873年)から、旧暦(天保暦)ではなく西洋の太陽暦を使うようになったため、七夕も約1か月早い時期に祝う行事となってしまいました。そのため松本市や仙台市のように今でも全国の一部の地区では旧暦の8月7日にお祝いが実施されております。

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