23年10月 ハロウィン
9月にお話させていただきました通り2023年の十五夜は9月29日(金)でした。そして日本由来の風習だといわれている十三夜が今年は10月27日(金)だと言われております。十五夜ではサトイモなどを供えることが多いため「芋名月」と呼ばれていますが、十三夜は栗や豆を神棚などに供えるところから「栗名月」とか「豆名月」と呼ばれているらしいです。十五夜はあまりすっきりしない夜空が多いのに対し、十三夜は晴れることが多く、「十三夜に曇り無し」という言葉もあるのだそうです。実は、私は高校の時に聞いた井上陽水の「神無月」という歌詞の中で~人恋しと泣けば十三夜~というフレーズでしか聞いたことがありません。でも9月でつぶやかせていただきましたが、この風習は十五夜と比べて完全な満月ではない少し欠けた満月に対しても美意識を感じる文化は本当に日本ならではのものとして「ほっこり感」を感じるところです。さて、近年10月に日本で親しまれているのはアメリカから伝わったハロウィンです。ハロウィンの起源である古代ケルトでは、日本のお盆と同様に10月31日はご先祖様の霊が家族に会いに現世に戻って来る日と考えられていたらしいです。でもご先祖様だけでなく、悪霊どもも一緒に現世に来てしまい、子どもたちをさらったり、人の魂を取ったりするともいわれていたそうです。 そこで人々は仮面を被ったり化粧をしたりして、悪さをする悪霊や精霊を驚かせて追い払っていたとされています。この風習がもとになりハロウィンの日に仮装する文化が生まれました。日本ではハロウィンといえば仮装を楽しむイベントとしてのイメージが強く、日本の文化であるアニメのキャラクターや映画のキャラクターなどのコスプレを楽しんでいる方が多く見られます。渋谷などはニュースでよく流れ有名ですね。近年は中東の方やウクライナでの戦争も長引き、また日本の近海付近、特に南の方では何やら雲行きの怪しい事態が展開されるような雰囲気になっています。どちらの国々も色々な事情があるのでしょうが、自国の思想の違い、民族差別や領土剥奪のために、平和に暮らしている国々の人たちを殺したり領土を奪ったりするのは是非やめて頂きたいと切に願うものです。 (画像photoAC様提供)