23年9月 お月見

まだまだ残暑が厳しいですね。全国的に日中の気温が30℃を超える都市がほとんどですが、昨日は世界的にブルームーンの現象で少しでも蒸し暑い夜を吹き飛ばせたのではないでしょうか。                                   9月と言えば「お月見(十五夜)」ですね。「お月見(十五夜)」は涼しくなり始めたこの時期にお供え物をし秋の夜空に浮かぶ満月を見て楽しむ日本の秋の風物詩とも言えますね。2023年の十五夜は9月29日(金)らしいです。                                     少し話は変わりますが、中国から伝わった十五夜に対し、十三夜という風物詩は日本由来の風習だといわれております。十五夜と同様、十三夜の日にちも、その年によって変わります。2023年の十三夜は、10月27日(金)らしいです。十三夜の月は満月ではなく、少しだけ欠けた丸い形をしていますが十五夜に引けをとらない美しい月と言われています。十五夜での月の前で愛の告白をすると成就されると言われておりますが、十三夜の月の前で告白する愛も良いとされ、完全な満月でないものにも美意識を感じる日本人から作られた文化は本当に日本ならではと誇りを感じる次第です。 写真は長野県が誇る松本城ですが、江戸時代に善光寺参りをするという徳川家光将軍が途中松本城に宿泊を希望されたそうです。そのために後から配置(増築)された、上の写真の左端、かすかに朱の手すりが見える場所が月見櫓です。当時の将軍様に、秋の夜空に浮かぶ美しい月を眺めていただくよう整備されたものだと言われております。      

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