第六回兎にも書くにも勉強会

2026年6月25日は「第6回兎にも書くにも勉強会」の日でした。今回は松本市岡田の「小見山医院」様で従事されておられます内科の岸本浩史先生から「胃腸のはなし」のご講演を賜りました。岸本先生は内科で訪問診療を中心に活動をされておられますが、元々は消化器外科ご出身だと自己紹介されておりました。言葉もすごくわかりやすく、2部に分かれておりました。1部目は「お腹について高齢者の困りごと」と題し便秘、嘔吐・下痢、腹痛の症状や薬物療法の種類などのお話でした。特に便秘の症状については予防として必ず朝食を摂るというのが鉄則だと。食事を摂ることにより結腸を刺激し大蠕動(大腸の強力な運動)を促すのが必要。しかしこの大蠕動は1日1回から2回しか起きないのでこのタイミングを逃すと便秘になりやすいという事で、朝食は必須という事に納得いたしました。確かに朝食抜きが続いたり、朝寝坊で朝食と昼食2食分を1食で済ませるとリズムが狂ったりする感覚はあります。下痢に関しての話では、原因が食中毒が多く、日常生活の中で卵を箸でかき回したらすぐに調理しないと菌が繁殖するという事例や鍋で作ったおかずは、鍋は菌の培養器のようなものなのですぐに食べないのであれば冷蔵庫などで冷やさないと食中毒の原因になるというお話には当たり前のようですがびっくりいたしました。2部目は胃、小腸、直腸のお話で、消化器管の構造からのお話で、嘔吐と下痢の原因は、持病(心臓病、胆のう胆管炎や神経障害など)をお持ちの方を除いては大半が感染症で、特に牡蠣などのノロウイルスは湿気にも乾燥にも強いウイルスという事で、例として、ある観光ホテルでは床の吐瀉物を踏んだ靴からホテル全体に感染したという報告や、逆に海苔工場では乾燥した海苔を触った従業員から体調が崩れた報告など、いかに感染の予防が難しいか驚きの話ばかりでした。今回の勉強会は日常生活に直結したお話が多く(雑談形式でわかりやすかった)メモを取るのを忘れるほど真に迫った内容でした。時期的にこれからは食中毒が多く発生する季節ですので、実にタイミングの良いお話を聞くことが出来、参加された皆様からも好評をいただきました。

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